さるのキノコ図鑑 

【名前】
キンチャヤマイグチ(金茶山猪口)
イグチ系は種類の特定が難しい。これも場所によって色合いが微妙でもっと黄色っぽいものをずいぶん前に見かけています。

【外見】


【特徴】
イグチ科・ヤマイグチ属。
ずっと以前に実家山林で採取したものは、傘の色が黄茶色でした。
2025年にとある森林公園で見つけたものは、少し灰色掛かった茶色〜黄土色でした。
また、2021年に同じ公園で幼菌を採取したのですが、やはり傘の色が茶色でした。
イグチ科なので傘の裏はスポンジ状で色は薄いレモン色〜灰色っぽい色です。
柄の色は白っぽい灰色で、黒い短い筋が見えます。(黒土が付いたようにも見えます。)これが他のイグチ類との違いかも。
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【場所】
アカマツ、ナラなどの混ざった林で見つけました。
地面から出てました。

【時期と採り方】
8月中旬〜9月中旬かと思います。 全体的にしっかりしてます。柄の部分を持って引っこ抜く感じでOKかと思います。
傘の裏のスポンジが痛んでいたり、あるいは柄の上部に張りがないような場合は、虫が入っちゃってますので採らない方がいいでしょう。

【下拵え】
石づき部分は切ってしまいます。
傘を割ってみてボロボロしてたら傘ごと捨てましょう。
汚れは洗い落してください。塩水に30分くらい浸けてから下茹で2〜3分します。


【料理】
1.みぞれ煮
最も簡単な食べ方として、ダイコンおろしと一緒に煮ます。

一口大に刻んで、キノコがヒタヒタくらいの水で煮ます。醤油、お酒/ミリン/砂糖などで味を加えて整えます。最後にダイコンおろしを加えて1分ほど煮込んでできあがり。
注)写真はヤマドリタケモドキと一緒に煮込んでいます。

2.クリームパスタ
イグチ系は割とこの食べ方が合ってる気がします。

材料や作り方はブログの記事をご参照願います。

【似てるキノコ】
傘の色が綺麗な茶色な場合はいいのですが、少し灰色から黄土色っぽい場合があります。その場合に間違い易くてダメやつがあります。
ニガイグチモドキ

キンチャヤマイグチと同日の同じエリアで見つけました。傘裏のスポンジが若干紫がかってます。こちらは齧ってみると苦味があるそうです。

ウラグロニガイグチ

こちらは、傘の色も黒っぽいので余り間違えないかと思いますが。ニガイグチ同様に生で齧って見ると苦いはず。

ヌメリイグチ(食)

傘の色がこちらは濃い茶色で、かつヌメヌメしています。傘の裏が黄色いスポンジです。柄に黒い筋模様はありません。





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