さるの山菜図鑑
【名前】 ヒロッコ=アサツキ(浅葱・糸葱) 似たものにノビルというのもあるが、どうもさるの地域で言うヒロッコとは違う種類らしい。 ただし、地域によってはノビルをヒロコと呼ぶところもあるようです。 エシャロットやチャイブもアサツキの仲間。 |
【外見】![]() ![]() ![]() |
【特徴】 ユリ科ネギ属の多年草。 葉/茎?とも直径2mm程度の円筒状で、ネギに似た匂いがする。 夏にはその円筒が高さ15〜25cmくらいに伸びる。密集して生える。球根は、白っぽい卵型。 ここもネギの匂い。 夏過ぎに一度、葉が枯れます。秋にまた新芽がでますので、 うどん/そば等の薬味には、この時期のものも使えます。 |
【場所】 田んぼや畑の畦(あぜ)、荒らしている畑や、果樹の下などに良く生える。 最近、さるの実家近くでは、特産物として栽培している。 |
【時期と採り方】 雪の積もる地方では、雪解け直後、3月〜4月。少し消えかけた雪を寄せて採るくらいのつもりでOK。 食すのは、若芽と球根(鱗茎)の部分であるため、スコップ等で掘って採る事になる。 採り時は、土から少し芽が出ている状態(【外見】の一番左の状態が適)、最初黄色がかった色になっています。 掘ったヒロッコは、土を掃い、水で洗って泥を落とす。根は食べないので、ある程度毟ってしまう。 |
【下拵え】 下ごしらえは特になにありませんが、よく水洗いして、根の部分を料理バサミとかで切ってしまいます。 ![]() ![]() 後は、普通のネギ同様にお使いください。 |
【料理】 食べ方は、 1.味噌汁の具 ![]() @お味噌汁に入れるだけ。 ただし、あまり煮立てちゃうと、せっかくの風味が少なくなりますのでご注意。 2.酢味噌和え ![]() @沸騰したお湯に入れて1分くらい軽く茹でる。 A酢味噌を入れて混ぜる。で、出来上がり。 ※酢味噌はお好みですが、一般的なのは、味噌1:砂糖1:お酢:0.75の割合だそうです。 3.野菜スティック? もろ味噌などを付けて生でもいけます。 エシャロットと似た感覚で使っていいと思います。 4.うどん等のやくみ まだそれほど伸びきっていない茎/葉は、まだやわらかいので、うどん/そばの薬味に使えます。 5.卵とじ ![]() 醤油、みりん、お酒で味付けしたタレの中へ入れて、少しに煮た後で、卵でとじます。 ヒロッコの他に鶏肉を入れてもOK。卵が固まらない内にご飯にかければ、ヒロッコ入り親子丼です。 |