さるの山菜日記
|
■4月上旬 まだ、雪が所々あるような時期です。実家の畑の脇にヒロコ(あるいはヒロッコ:アサツキの若芽とでも言うのでしょうか) を掘りにいきました。ちょっとしか地面から出ていない状態のところを地面を掘り起こして、採るので、まさしく 「掘りに行く」となります。根に土がたくさんついてくるのを丁寧に取って、きれいに洗って、根は捨てて。それから 料理します。ヨモギ同様そこいら辺りにあるものなのであまり山菜とは呼べないかもしれませんが。私(さる)は、これ を畑に掘りに行くことで、春を実感します。 ![]() ![]() 右:バッケ(フキノトウ)は、主にバッケミソ(フキミソ)にして食べます。天麩羅は苦手です。 |
■4月下旬 天然のワサビ(とは言っても、根を摺って刺身に添えるワサビではなく、百合山葵です。)をこの時期に 採るものだとはじめて(2007)知りました。T平山の沢に白い花が咲いていて、字のごとく葵形の葉っぱです ので分かりやすかったです。売っているワサビとは違い、百合サワビは、葉、茎、花を食するのだそうです。 食べ方は、こちら。 2008年。前から気になっていたシドケ(モミジガサ)を「これ」と認識しました。トリカブトと間違え 易いんだそうです。が、葉っぱは明らかに形が違ってます。トリカブトはもっと入り組んだ形。 写真は、左からワサビ、シドケです。 ![]() ![]() ゼンマイを採りにいく場合は、実家の近辺の山です。この頃はちょうどタラの芽も食べごろ になっています。食べたことのある人でもどうやって生えているか知らない人も多いのでは? 写真は、左からゼンマイ、タラノメ、シュデコです。 ![]() ![]() ![]() 採ってきたタラの芽はテンプラにして食べます。タラの芽はあくがないので洗ってすぐにテンプラにすることができます。 スーパーで売っているのは本当に若芽ですが、もう少し伸びてからテンプラにすると葉っぱが サクサクでいい感じです。 ヨモギも若いうちはあまり匂いもきつくないので、薄く衣を着けてサクっと揚げると子供でも割りと食べます。 さて、ゼンマイですが、これは食べるにいたるまで手が掛かります。やり方は こちらです。 シュデコは、ゼンマイの生えてるような山にひょいひょい頭が出てます。茹でてすぐ 食べれます。 2011年:コシアブラ/左、 2013年:アカコゴミ/右を覚えました。 ![]() ![]() |
■5月上旬 山の奥の方もほとんど雪が消えて、山菜の本格的シーズンです。 写真は、ワラビ、コゴミ、タケノコ(笹竹の子供)です。 このタケノコは、孟宗竹のタケノコと違って、あく抜きをしないで 食べられます。 ![]() ![]() ![]() ワラビは、あく抜きをして食べます。 |
■5月中旬 アイコ(ミヤマイラクサ)はミズと並んで食べやすい山菜の代表格だと思っています。 アイコやミズは割りと山奥の沢周りに生えます。よって平地に生える山菜よりは少し時期が遅い。 2010年:クレソンを「これ」と認識しました。割と見かけているような。 写真は、左上からアイコ、ホンナ、サク、サシホ、ウド、クレソンです。 アイコの茎や葉っぱの方には細かい刺があるので、採るときには軍手などしてないと、 痛い目を見ます。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() サク(ニオ)の方は、あく抜きをしないと苦味があって食べられません。 サシホは、よく分かりません。実家で味噌煮状態で出されましたが、酸っぱかった。 ウドは、栽培もされてます。山ウドは匂い/苦味がきつい気がしてます。 |
■5月下旬〜6月下旬 タケノコ(ネマガリタケ)採り三昧です。 タケノコを求めて、各地を点々としています。 ![]() ![]() ![]() ![]() |
■9月下旬 栗を拾いとかキノコ採りにいったついでに、秋のミズ(ウワバミ草)を採ってきたりします。 ミズには、アカミズとアオミズがあります。よく見かけられるアカミズは根元に近い部分が 赤くなってます。アオミズは山深い沢とかに行かないとなかなか見られません。でも、こっちの方がミズミズしい です。 ミズはやっぱりうまいです。 ![]() ![]() |

2010/10/20〜